漆芸
漆塗り・金継ぎの技法と修復
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金継ぎキットおすすめ5選|本漆と簡易を比較
--- 金継ぎキット選びは、種類が多いわりに「食器に使っていいのか」「本漆と簡易のどちらが自分向きか」が見えにくく、そこで手が止まりがちです。私は教室でも本漆と簡易の両方を使い分けていますが、週末に1点仕上げたいなら簡易、本気で長く使う器なら本漆と決めると、選ぶ軸がぶれません。
漆塗りの始め方|下地〜上塗りの基本手順
漆塗りを家で始めたいけれど、下地、下塗り、中塗り、研ぎ、上塗りの言葉が入り混じって止まってしまう人は少なくありません。この記事では、その役割の違いを順にほどきながら、小皿や箸置きのような小物に必要最小限の道具で取り組む流れを、安全対策や失敗の避け方まで含めてつなげて説明します。
金継ぎの道具・材料|漆と金粉の選び方
割れた器を前にして最初に止まるのは、直し方そのものより「何を、どれだけ買えばいいのか」という入口です。金継ぎ教室でもその迷いに毎回立ち会ってきたので、この記事では無駄な買い足しが起きにくい順番で、最低限の道具、あると助かる道具、避けたい代用品を工程ごとにほどいていきます。
蒔絵のやり方|金粉で描く平蒔絵の手順
蒔絵は、漆で描いた文様に金属粉を蒔いて定着させる日本の漆工芸ですが、最初の一作なら工程の少ない平蒔絵から入るのがいちばん確実です。この記事では、板や木のスプーンに金粉で葉や点、月のような簡単な文様を入れるところまでを、自宅で再現できる最短ルートに絞って案内します。
金継ぎ教室の選び方|オンラインと対面を比較
金継ぎ教室選びは、オンラインか対面かを先に決めるより、「直した器を食器として使いたいのか」「本漆をきちんと学びたいのか」を最初に分けると迷いません。そこが決まると、本漆と簡易の違い、1日体験で足りる範囲と複数回講座が必要な範囲、乾燥待ちを含む学びのペースまで一気に見えてきます。
金継ぎ初心者の始め方|本漆と簡易の違い
金継ぎ(kintsugi)は、割れや欠けを主に漆(urushi)で接着・充填し、金は仕上げに使う「golden repair」で、傷を隠すより器の履歴として見せる修理です。
漆かぶれ対策・予防|作業前準備と初動対応
本漆でいちばん気をつけたいのは、完成した器よりも、作業中に触れる未硬化の漆です。漆かぶれはウルシオールによる接触性皮膚炎で、症状がその場で出ないことも多いので、「少し触っただけ」と見過ごしたあとに赤みやかゆみで困る人が出ます。
金継ぎで小さな欠けを直す方法|本漆手順
夕食後、お気に入りの茶碗を洗っていて口縁に2mmほどの欠けを見つけると、直せるのか、買い替えるべきかで手が止まります。この記事は、そんな口縁などの小さな欠けだけに対象を絞り、本漆で直す最短ルートを、準備物・日数・費用の数字まで含めて手早くつかみたい人に向けて書いています。
柿渋塗りのやり方|初心者向け手順とコツ
工房で初めて無臭柿渋を開けたとき、思いのほか低粘度で刷毛が軽く走り、塗った直後は「ずいぶん薄いな」と感じました。ところが数日から翌週にかけて木肌の色が静かに深まり、その育ち方そのものが仕上げの楽しみになるとわかってから、小箱や棚板、スツール天板の初回仕上げにはまずこれを勧めています。
漆器の修理|自分で直せる剥がれと傷
汁椀の縁に2mmほどの小さな剥がれを見つけたとき、工房ではまず「これは浅い擦り傷か、小さな塗膜剥がれか、それとも欠けやヒビか」を切り分けます。実際、点で漆を置いて乾かしただけで指先の引っかかりが和らぎ、普段使いでは気にならなくなったこともありますが、同じ“傷”でも蒔絵・沈金の損傷や木地に及ぶ割れは話が別です。